ガットの強さを示すテンションと面圧について

ガットの張替えをショップにお願いするとき、張りあがりの硬さの指定はどのようにされていますか?テンションを指定することが一般的かと思います。しかし中には面圧を指定するところもあるでしょう。 面圧での張りを積極的に行っているごく一部のショップであれば快く引き受けてくれるでしょうが、そうでないショップではそうは簡単に話は進みません。

面圧はガットをすべて張り上がったあとに特別の測定器で測って出た値です。測定器が無いショップでは面圧を指定されてもどうすることも出来ません。仮に 測定器が有ったとしても指定した面圧が、そのショップでテンションをいくつで張ればそうなるだろうと推定して張ってみることになるでしょう。一言で面圧と いっても測定器のメーカーによってもその出てくる値は違ってくるようです。ということは面圧指定で張りあがった状態はショップごとに異なるものになること も。同じショップで定期的に張替えを行い、そのときに面圧で管理するのならば、面圧指定も有効になるのでしょうが、ショップを変えて面圧で指定して他の ショップと同じ仕上がりにしてくれといってもショップ側は当惑するに違いありません。

一方テンションはガットを張っている作業中に実際に引っ張っている強さ=”ポンド”ですから、間違ようがありません。どのショップではっても 引っ張る強さには変わることは無いでしょう。とはいえこれはフレームの外のガットのテンションであって、厳密にはフレームの内側実際にプレーで使うフェイ ス面の一本一本のストリングスのテンションは張り方によって大きく異なります。そこはストリンガーの腕次第と言うことでしょう。テンション指定でもストリ ンガーが異なれば、張り上がりの打球感にも違いが生じてくるのです。