テニス肘の原因は手首の使い過ぎ

手首を動かす筋肉の酷使しすぎた時に起こると言われています。また加齢による筋力低下も原因とされています。この他に、軽量ラケットを使う事による筋肉への負荷も原因と考えられます。

テニス肘発症のメカニズム

テニス肘のメカニズムは上腕骨外側上顆炎および上腕骨内側上顆炎のそれぞれにメカニズムが異なります。

上腕骨内側上顆炎

上腕骨内側上顆炎はフォアハンドストロークで良く起こる症状でありフォアハンドテニス肘とも呼ばれています。上腕骨内側上顆につながる筋肉の酷使が原因とされています。その主な筋肉には次のものがあります。

尺側手根屈筋 手首の尺屈、掌屈(尺骨側にも付着部あり)

長掌筋 手首の掌屈
橈側手根屈筋 手首の掌屈、撓屈、回内
それぞれの筋肉の働きを見ても分かるように、いずれも手首を「掌屈」させるときに使われる筋肉であることが分かります。「掌屈」というのは掌の方向に手首を曲げる動きの事です。ちょうどフォアハンドでラケットを持った時にボールを押し出すように手首を動かす方向と同じ動作になります。

上記筋肉が縮む時に手首が掌屈します。これらの筋肉が縮む時、それぞれの筋肉の末端が近づくように動きます。筋肉が付着する上腕骨内側上顆という場所に筋肉が引っ張り合う力が集中し、そして繰り返される事で周辺細胞が破壊され炎症が起きるのです。

上腕骨外側上顆炎

上腕骨外側上顆炎はバックハンドストロークで良く起こる症状であり、バックハンドテニス肘とも呼ばれています。上腕骨外側上顆につながる筋肉の酷使が原因とされています。その主な筋肉には次のものがあります。

尺側手根伸筋 手首の背屈と尺屈

短橈側手根伸筋 手首の背屈と撓屈
長橈側手根伸筋 手首の背屈と撓屈

上記筋肉はいずれも手首を「背屈」させる働きがあります。「背屈」は手の甲を手前に起こすように手首を折り曲げる動きです。片手バックハンドでラケットを掌の動きで打球方向に動かした時に手首の背屈が起こります。

上腕骨内側上顆炎で説明した内容と同様の事が上腕骨外側上顆でも起こります。上記筋肉が縮む事で手首が背屈します。これら筋肉の付着している上腕骨外側上顆に筋肉が引っ張り合う力が集中し、繰り返される事で周辺細胞が破壊され、炎症が起こるのです。


テニス肘の記事一覧