トップスピンをかけたいのにどうしてもアンダースピンになってしまいます

「トップスピンをかけているつもりなのですが、どうしてもアンダースピンになってしまいます」
「下から上にスイングしているのにトップスピンがかかりません」

このような質問を頂戴することは決して少なくありません。ラケットを下から上にスイングすればトップスピンがかかると説明される場合が多いのですが、決してそうではありません。
ボールをラケット面(ガットの上で)で転がすまたは擦ることでボールに回転を掛けるように思いがちですが、実際はそうではないようです。ボールとラケットの接触時間がとても短いことからそう考えることができます。

野球のバットでボールを打った時にも打球したボールに回転がかかることがあります。この時にボールをバットで転がしたり擦るようにスイングすることはありません。ボールの中心に対してやや上側にバットが入るとトップスピンになり、逆にやや下側に入るとアンダースピンになるのです。これはテニスも同じと考えることができます。

テニスラケットがボールの中心に対して上側に入る時、これはラケットフェイスが伏せ気味になります。この状態でボールとラケットが接触すれば、打球の回転はトップスピンになります。同時に打球方向が下向きになります。この時の打球方向を補正するためにスイング軌道をやや上向きに取ることになります。ボールを擦るような大げさな上向きのスイング軌道は必要ありません。
アンダースピン(スライス回転)は反対になります。ボール中心に対してやや下側にラケットを入れます。ラケットフェイスがやや開き気味になります。ボールが高く浮きやすくなるので補正するためにスイング軌道を調整します。ボールを打球方向に押すようなスイング動作はラケットフェイスが開きすぎてしまいます。ラケットフェイスの角度ができるだけ変化しないようにスイングする体の使い方が必要になります。

この原理で考えれば、ボールへサイドスピンを与える打ち方も可能であることがわかるはずです。

5月 13th, 2016 by admin