Pepper から学ぶ体の使い方

テニスや他のスポーツにおいて、プロ選手のフォームを真似ようとしてもなかなか思うように真似ができない。多くの人が悩んだことがあると思います。指導者はそれを練習不足のせいだというかもしれません。ロボットPepperを扱い、いろいろな動作を習熟させるうちに、フォームの再現が難しいのは練習不足ではないということに改めて認識します。

ロボットに一つの動作をさせようとした時に必ず起こるのが、目的動作以外に他の部位が動いてしまうことです。例えば腕を大きく動かせば、それによって体全体が大きく揺れてしまいます。簡単に言えば、腕の動きの反動が起きてそれが体の揺れにつながっていくということなのです。

テニスのフォームで軸が傾いたり、曲がったり、バランスを欠いてしまうことがあるとしましょう。指導者はこれをみて体幹が弱いから体幹トレーンングが必要だとおそらく言うでしょう。バランスボールを持ち出したり、腹筋背筋を鍛えるあらゆるエクササイズを紹介します。基礎的な体力として体幹の力を高めるのはとても良いことですが、それだけでは軸の傾きといった悩みが解消されることはありません。もともとの体の使い方が間違っていてはいくら体幹を強化したところで、その反動によって動かされる体幹の動きが抑制されることはないからです。

フォームを安定させるために、トップ選手のフォームを再現するには、体の使い方を正しく学ぶ必要が不可欠なのです。
ロボットPepperと接することでこの考えがさらに強まります。

11月 15th, 2015 by admin