フォームを真似ることの難しさ。左利き、右利きの差異

テニスではまずフォームを見て学ぶことから始めることが一般的です。

トレーニングでコーチのフォームを見たり、テニス雑誌の連続写真のフォームや試合を中継するテレビなどでも見て学ぶ機会はあります。

目で見たフォームを正確に真似ることはとても難しいのですが、そのことに気づいている人はどれほどいるでしょうか?フォムを正確にトレースできないことがテニス上達を遅くしてしまう原因の一つでもあるのです。

例えば上の文字を真似て書いてみましょうと言った時に、ほとんどの人は間違えずにかけると思います。
それでは次の文字はどうですか?

ほとんどの人がお手上げになってしまうのではないでしょうか?
前者の文字が書けたのはすでにイメージとして確立した文字のパーツが頭の中に存在し、それらを組み合わせることができたから考えることができます。一方鏡写しになった文字は、見慣れないものであり、頭の中に存在しないものであるから、真似するのが困難になるのではないでしょうか。

テニスのフォームを真似する場合においても、きちんと真似が出来ている人はとても少なく、細部のどこかしらが間違っていたりすることが大変多くあります。
足を曲げる左右がまちがっている、つま先の向きが反対になっている、腕の捻る方向が反対になっている、手首の角度の方向がまちがっている、などなど細かいポイントではあるものの、テニスのための体の使い方から見た時に大きな意味を持つ部分が間違ってしまっていることが多くあるのです。

またコーチと生徒の利き腕が左右反対になっている場合も、生徒の模倣を妨げることになるのです。テニスコーチも左利きの方は少なくありません。右利きの生徒に対して左利きのフォームを見せた時に、先ほどの鏡写しにした漢字の例にもあるように、フォームを理解する上での混乱の種にもなるのです。

フォームの理解と習得を軽視してはいけません。合理的なフォームは、テニス中の体のスムーズな動きを導き出します。効率の良い動作はボールの打球精度や威力を向上するばかりではなく、怪我の予防にもなります。

フォームを理解をサポートするアプリ開発も行いました。
「まねるで学ぶ」
これを使うと、選手のフォームを見たとおりに自分の体で再現するのは本当に難しいことに気づきます。自分のこれまでのテニスで行っていた各パーツの動作の状態を組み合わせることで、選手のフォームを見て真似が出来ていると思い込んでいることが多いのです。このアプリのおかげで自分が選手のフォームを誤解していたのかがわかり、どのように修正すべきかが一目瞭然となるのです。

テニスのための合理的な体の使い方を実践するためにはまずはフォームの正しい理解からなのです。

10月 22nd, 2014 by admin