テニスメソッドの中で多くは、いくつかのフォーム(フットワークや、そのたの動作)のパターンを提示してそれを状況に応じて使い分けるといったものがあります。それぞれのパターンの数は少ないところで10種類前後、多いところでは80種類と行っているところもあるようです。しかし、実際指導の現場に立つと、あまりに多くのパターンを提示すると選手は覚えきれないどころか、状況に応じてどのパターンを引き出せば良いのかわからなくなってしまう弊害の方が多いようです。
私の考えるテニスメソッドでは、打球中に使うフットワークについては基本の3種類しかありません。
- 打球中に起きるボディーターンの回転軸を前足にもつもの
- 上記回転軸を後ろ足に持つもの
- 上下半身の相反動作によって体幹を回転軸として捻るように動作するもの
選手はこの基本的な打球時のフットワーク概念を理解することで、あとは打点に対してどのようにフットワークさせながら打球時のフットワークに連携させていくかになります。
上肢の使い方にもそれぞれのショットごとにポイントがあります。そのポイントは肩甲骨や上腕、前腕をスムーズにそして力強く振り出すためのポイントであり、テニスにおいての重要な要素の1つであることには間違い有りません。上腕骨の肩甲骨へのロック状態、そのポジションでしか発揮されない上腕の内外旋運動。これは打球中のラケットワークさせるための基本的な考え方であり、ストロークに限らずサーブ、ボレーにも適用することができます。
他のメソッドでは、特定の状況ごとにいくつものフォームやフットワークを紹介しているかもしれません。これは外面的に見えるポーズをたくさん紹介しているのにすぎません。外面を真似ようとしても、どのように体を動かしていくことでそのフォームが本当に真似できるかまでは説明されていることは少ないように感じます。ここに多くの愛好家のテニス上達のツマヅキの原因があるように思えるのです。
当メソッドはテニスに必要な身体動作の発揮の仕方、つまりどのように体を動かしていけば良いのかという、いわば本質的な動きを身につけながら、テニス技術を磨いていくというアプローチをとっている点が他と大きく異なっている点です。
すでに当メソッドの一部は書籍化された部分もあります。Webアカデミーやブログで紹介している部分もあります。しかしメソッドのすべてを紹介するにはまだ至っていません。打球時以外のフットワークについてもまだ説明しきっていません、ストロークとサーブ以外のショットについてもまだ説明したいことがたくさんあります。これらについてはオンコートで直接指導のなかでメソッドを紹介しています。
選手たちのテニス技術が進化するのと同じようにテニスメソッドも常に進化します。すでに公開されたメソッドを基礎としながらよりパフォーマンスの上がる方法を見出し、メソッドの拡充を進めております。それらはオンコートレッスンに反映しながら書籍やWebといった形で順次公開されることでしょう。